小鳥たちと木の実


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ビオトープの周りに、ヤマガラがよくやってくる季節になりました。

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お目当ては、エゴノキの実です。

ヤマガラは、エゴノキの実が大好きで、実が熟すころ、毎年やってきます。

ビオトープのすぐ裏に、エゴノキが生えているので、その様子をビオトープから観察できます。

ヤマガラ・エゴノキ

エゴノキでの滞在時間は、とても短いです。

エゴノキの木にやってくると、大急ぎで好みの実を探し、大急ぎで実をくわえ、大急ぎでマツの木など大木に飛び移ります。足場の安定した大木の上で、実を割って食べるようです。

シジュウカラ・ヤマハゼ (22)

ビオトープのすぐ裏に、ヤマハゼの木もあります。エゴノキと同じ頃に実が熟します。

ヤマハゼの実は、油分を多く含み、カロリーが高いそうです。その実を食べにシジュウカラが来ていました。

コゲラ

この実は、キツツキの仲間も大好きで、コゲラが来ているのも、よく観察できます。

野外で過ごすのが、心地よい気候になってきました。
ビオトープ前のベンチで、お弁当でも食べながら、のんびりと野鳥観察などいかがでしょうか。

みきちゃん
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今年のナラ枯れは・・・

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この時季、里山で目立つ枯れ木の景色
去年まではここ森林公園でもいたるところで見られ
とても痛々しく感じていたものです

これはカシノナガキクイムシという米粒ほどの甲虫が
ナラ類の木に穿入(食いかじって中へ入る)したときに一緒に入ってしまう
ナラ菌という菌が原因で枯れてしまうもの
その名もナラ枯れ病と呼ばれています

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ただ、今年は手をこまねいているだけではと
6月にボランティアのかたがたにも協力いただき、
写真のようなトラップを仕掛け、防除を試みました

7、8月にあちこちのナラ類の木に飛び移り、
ナラ枯れを広めてしまうカシノナガキクイムシを
木に入る前に捕えてしまおう、というわけです

6月下旬にトラップを仕掛け、8月までの二ヶ月間、
トラップを仕掛けた約20本のコナラの木には
カシノナガキクイムシが掛かったり、掛からなかったり

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掛かった木にはひとつのトラップに写真のとおり
何十匹ものカシノナガキクイムシが・・・

そしてこの9月
トラップを掛けた木がどうなったのか調べてみると・・・

見事、すべて無事でした!
1本の木も枯れずに済んだのです

なかには数千から数万のカシノナガキクイムシが
トラップに掛かった木もあり
虫のすごさにも気づかされた2ヶ月でありましたが
とにかく枯れずに済んでよかった
これで今年のコナラの木はなんとか無事に生き延びて
ドングリを実らせてくれることでしょう

一方、トラップを仕掛けられなかったほかのコナラの木も見てみると
今年はほとんど枯れていないようです
一説によるとある地域のナラ枯れは、5~6年で終息するといわれます
森林公園のナラ枯れが2012年に初めて見つかったことを考えると
去年あたりで公園のナラ枯れはピークを迎えていたのかもしれません

なので、ひょっとすると、トラップを掛けなくとも
コナラの木は枯れずに済んだのかもしれませんが・・・
でも、どうして5~6年で終息するのか
また、なにが原因でこの病気が全国に蔓延したのか
まだまだヒトの能力では分からないことが
虫や植物の世界にはあるのだと痛感した次第です

さるぞお

秋の草花や虫や樹木たち

秋らしくなってきましたね。

秋の草花や虫たちを、よく見かけるようになりました。


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小さな釣り鐘が、ぶら下がっているようなツリガネニンジン

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顔に、チョビひげを生やしたような模様のあるマユタテアカネ

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池を覆う葉の間に、かわいい花を咲かせるトチカガミ

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小さな湿池一面に咲くサワシロギク

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コサージュのような花を咲かせるノアズキ

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ピンク色の花びらと雄しべが、花火のようなツルボ

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淡い紅色の小さな花を咲かせるヒメジソ

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小さな花をのぞくと、紫色の雄しべ、紅色の雌しべが華やかなゲンノショウコ


木々も秋らしくなってきました。


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金銀の実を鈴なりにつけるヤマウルシ

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実が赤く色づき始めたコバノガマズミ

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ツボミのうちから良い香りのするキンモクセイ


公園内を歩くと、見るもの沢山で、秋を感じられて楽しいです。


みきちゃん




昔の田んぼの風景

ビオトープでは、秋の花が咲き始めています。

ワレモコウ
深い紅色の花を咲かせるワレモコウ

ミズオオバコ160825 (3)
葉は水面下で、花だけチョコンと水から顔を出すミズオオバコ

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ススキの根に寄生するナンバンギセル

ここのビオトープは、休耕田から植物や土を運んできて作ったもので、土の中で休眠中だった種も芽を出し、昔の田んぼ周辺の自然の様子を再現したものです。

歩いても歩いても、ワレモコウが咲き乱れている、水たまりいっぱいにミズオオバコが咲いている、トンボやチョウが飛び回っている、田んぼの周りには雑木林が広がっている…そんな風景が残されている場所は、数少なくなってきているようです。

猫のひたいほどのビオトープですが、昔の田んぼの風景の素晴らしさをお伝えできたら…と思います。

みきちゃん

ウシのような?小さな虫

エゴヒゲナガゾウムシ (10)

エゴノキの実が鈴なりです。
でもよく見ると穴が…

またまた、よく探すと小さな虫を発見!
この虫が、穴を開け卵を産んだため、実に穴が開いたようです。

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名前は、エゴヒゲナガゾウムシです。
長い名前ですが、エゴノキにつく、触覚の長い、ゾウムシの仲間という意味からついた名前のようです。

別名があり、ウシヅラヒゲナガゾウムシとも呼ばれています。
顔が長く、牛のような顔をしているからです。
体も丸っこくて、愛嬌のある姿ですね。

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エゴノキの実を食べに、ヤマガラもよくやって来ます。
この木に止まり、実をくわえる様子も見かけるようになってきました。

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コナラのドングリも、だんだん大きくなっています。
もうすぐ実りの秋がやってきますね。

みきちゃん

梢(こずえ)の妖精

夏らしい日になった、先週の木曜日、自然情報の収集のために、森の中を歩いていました。

リョウブが花盛りでした。

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樹高6mほどのリョウブの梢あたりを、小さな何かが飛んでいます。
チラチラと黒光りした姿が見えました。

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チョウトンボです。
肉食のチョウトンボは、リョウブの花にやって来る小さな虫たちを狙っているのでしょう。

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夏の日差しが降りそそぐ樹冠を飛ぶ姿は、
まるで「梢(こずえ)の妖精」です。

妖精のようにも見える生き物に出会ったとき、
自然の大きさや豊かさを感じ、心洗われるような、すがすがしい気持ちになります。

みきちゃん

湿地で見かけた不思議な行動

森林公園には、そこそこ大きな湿地もありますが、
小さな小さな湿地がいくつもあります。

そこで見かけた不思議な行動です。
トンボが落ち枝にお尻をこすり付けていました。

サラサヤンマ (10)

サラサヤンマというトンボです。
産卵中のようです。

トンボの産卵というと水辺が思い浮かびますが、
このトンボは、湿地の地面や朽木などに卵を産むそうです。

生態も、まだまだ分からないことだらけのトンボのようです。

一生懸命に卵を産む姿は、印象深かったです。

一見すると地味にも見える「湿地」ですが、
このようなトンボも棲む「不思議な場所」です。

改めて大切にしていきたいと思いました。

みきちゃん

切っても切れない?コナラの木

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木にビニール袋のようなのを吊り下げて、
いったいこの人たちはなにをしているのか?

じつは、梅雨明けのころから森のなかで気になるのは
なんといっても“ナラ枯れ”です
樹齢50年以上にもなるコナラの大木の葉が夏なのにもかかわらず茶色く枯れ、
その後、葉っぱも落として木全体が枯れて死んでしまいます
森林公園ではこの現象が2012年より徐々に広がってきました

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ただ、このナラ枯れを防ぐ方法があり、
手間はかかるのですがかなりの確率で防げるということで
先日、ボランティアの方を中心に作業を行った次第です

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こうして下に水を入れたビニール(正確には事務用品として使われているクリアフォルダー)を
何枚もコナラの木にまきつけておくと、
ナラ枯れの原因となるカシノナガキクイムシという小さな虫が
木の中に入ることができず、下に落ちて水におぼれて死んでしまう、というわけです

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この日にビニール製のトラップを付けた木は全部で18本
公園全体には何百本というコナラの木がありますから
わたしたちがしたことはスズメの涙ほどのものかもしれません
(ただ、トラップを付けなかった木が全部枯れるわけではないし、
過去にカシノナガキクイムシに入られ、枯れなかった木はその後、枯れることがないといいます)

でも、わたしたちの身近にあるコナラの木がこうした危機に直面している、ということ
そしてその原因が、以前は薪や炭などにするためにどこでも伐られていたコナラの木が
わたしたちの生活環境の変化によって伐られなくなり、大きくなり過ぎてしまったから、ということ
(これには異論もあって、中国からの輸入材のなかにコナラの木を枯らす菌が入っていた、という説もありますが)
をわたしたち人間があらためて考えてみるきっかけになれば
もしかすると新たな局面を迎えられ、この防止作業も大きな意味のあるものになるかもしれません
(もちろん、トラップをかけた18本のコナラの木は枯れずにいてくれることでしょう)

コナラの木は人間が暮らす町や村のそばに昔からあって、
炭や薪の材料になり、落ち葉や新芽は田畑の肥料に、
もちろん、木陰をつくったり、その実は野生動物たちの貴重な食料で、
イモムシやカブトムシといった虫たちにとっても大切な、いわゆる里山を代表する木です

日本全国どこにでもあって、わたしたち日本人にとって
切っても切り離せないコナラの木の行く末は
マツと同様、わたしたちの今後の生き方と深くかかわっているのかもしれません

さるぞお

モリアオガエルが卵を産みました!

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水辺で、モリアオガエルが、木の上に卵を産みました。

新しい卵塊(卵のかたまり)が2つ、やや古い卵塊が4つ確認できました。

卵は2週間ほどで、オタマジャクシになり、木の上から池のなかへ落ちていくと思います。
楽しみですね。
落ちていく様子を観察するには、雨の日が狙い目だと思います。

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3㎝ほどの小さなアカガエルも、たくさん見かけます。

今年の1月に、池に産み落とされた卵が、オタマジャクシになり、無事にカエルになったんだと思います。
小さいけれど、立派な姿です。

クロイトトンボ産卵 (1)

クロイトトンボの産卵も見られました。

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小さな小さなカマキリ、マツモムシやモノサシトンボ、クロスジギンヤンマの姿も見かけるようになりました。

気温が上がり、水辺の生き物たちの動きが、活発になってきました。

みきちゃん

恐ろしい花

「マムシグサ」という植物があります。

茎にマムシのような模様が入っているので、この名がついたそうです。

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この植物は、小さな虫にとって、非常に恐ろしい植物なんです。

森林公園に多く生えるマムシグサの仲間は、「スルガテンナンショウ」です。

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4月には、淡い緑色の花が、園内あちこちで見られました。

小さなものは雄株、大きなものは雌株になるそうです。

雄花と雌花は、外見では見分けが付きません。
筒のような花の奥に、雄花は花粉がたくさんあり、雌花はめしべがたくさんあります。

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花の香りにつられて、筒の入口から入った小さな虫は、出口を求めて筒の奥で動き回ります。

雄花に入った虫の体は、花粉だらけになります。
花の下部の、花びらのようなものが合わさった部分に小さな出口があり、そこから虫は脱出するそうです。

花粉をつけた虫は、雌花にも入ります。
しかし、雌花の出口は、非常に小さく、虫は脱出が難しいそうです。
出口を求めて動き回る虫は、めしべにしっかりと花粉をつけ、最後には死んでしまう虫が少なくないようです。


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この時期は、未熟な実を、よく見かけます。

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そっと、めくってみると、力尽きた虫たちの亡き骸がありました。

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虫たちにとっては、恐ろしい仕掛けですが、
動けない植物が、確実に子孫を残すためには、よくできた仕組みですね。

みきちゃん

参考図書 : 草花のふしぎ世界探検 ピッキオ編著 岩波ジュニア新書

小さな小さなヒキガエル

3月9日に、アズマヒキガエルが80匹ぐらい集まり、産卵している様子が観察された池に来てみると…

たくさんの小さな小さなヒキガエルが、池から上陸していました。
大きさは8mmほどです。

産卵から、2ヶ月と1週間くらいで、カエルになったようです。

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小さなヒキガエルたちは、同じ方向に歩いていました。

『カエルの鼻(石井 進 著)』によると、太陽光を強く反射している面に向かって、上陸するそうです。
そちら側に上陸したほうが、草木がよく茂り、餌となる小動物や隠れ家となる落ち葉に恵まれているからだそうです。

生き物の動きには、いろいろな意味があって、面白いですね。

みきちゃん

ツブラジイの開花

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ツブラジイの花が、咲きはじめました。
太陽の光が当たると、金色に輝き、青臭い匂いが、昆虫たちを惑わせます。

シイノキには、ツブラジイとスダジイがありますが、
沿岸部に多いのは、スダジイで、
内陸部に多いのは、ツブラジイです。

森林公園に多いのは、ツブラジイです。

ツブラジイの花は、初夏の訪れを知らせてくれます。

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ケキツネノボタンの花が、太陽の光を反射し、黄色く輝きます。

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もう、若い実をつけたケキツネノボタンもあります。

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白色のコバノタツナミ。爽やかな季節を感じさせます。

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サルトリイバラが、いつの間にか若い実をつけています。

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コバノガマズミの花は終わり、実がふくらみ始めています。

夏鳥のオオルリ、キビタキ、サンコウチョウの声も聞こえてきます。
ハルゼミも「ムゼー、ムゼー」と鳴いています。

モンキアゲハ、アオスジアゲハなどのチョウも、よく見かけるようになりました。

山歩きが、楽しい季節です。

みきちゃん



初夏の装い

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雪のように 真っ白な クロバイの花が 咲き

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フジの花も 咲きはじめました

昆虫たちも 増えてきました

ハルゼミが 「ムゼームゼー」と 鳴いています

キビタキが 明るい声で 「ピッコロロ…」と さえずっています

森は 初夏の装いに なってきました

みきちゃん

ハルリンドウが花盛りです

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ハルリンドウが花盛りです。

日当たりのよい湿地で、春に一斉に花を咲かせます。

背の高い草が多い場所では、生えることができません。

ボランティアや作業員の皆さんが、草刈りをして下さったおかげで、今年もたくさんの花が見られます。

ぜひ、湿地に行ってみて下さい。
シュレーゲルアオガエルの「コロコロコロ…」という声も聞こえてきますよ。

みきちゃん


春の森

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ヤマザクラ ミツバツツジの花 新緑が美しいです

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小さな髪飾りのような ウリカエデの花も 咲き始めました

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リョウブの新芽 みずみずしいです

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ヤマガラが 巣材を 集めています
ヤマドリゼンマイの 新芽の毛を 使うようです

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アカガエルや ヒキガエルの おたまじゃくしも 元気そうです

シュレーゲルアオガエルが「コロ、コロ、コロ…」と タゴガエルが「グゥー、グゥー…」と ウグイスが「ケキョ、ケキョ、ケキョ…」と 鳴いています

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小さな アギスミレの花

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上品な タチツボスミレの花

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イロハモミジの新芽

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近づいてみると 赤い つぼみも みえます
もうすぐ 開きそうです    

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清楚な クサイチゴの 花も たくさん 咲いています

森は 春を迎えて にぎやかになってきました


みきちゃん
プロフィール

さるぞお&みきちゃん

Author:さるぞお&みきちゃん
【さるぞお】小さいころから野山がアソビ場。森の美しさに魅せられ、いまでも美しい森の姿を追い求める43歳おっさんロマンティストです。森林公園開催のさまざまな自然体験プログラムを企画、実施しております。
【みきちゃん】森が大好きな3児の母です。森林公園内を歩き回って、自然情報を集め、バードピア館内の自然情報ボード、ブログやツイッターなどでご案内しています。

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