梢(こずえ)の妖精

夏らしい日になった、先週の木曜日、自然情報の収集のために、森の中を歩いていました。

リョウブが花盛りでした。

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樹高6mほどのリョウブの梢あたりを、小さな何かが飛んでいます。
チラチラと黒光りした姿が見えました。

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チョウトンボです。
肉食のチョウトンボは、リョウブの花にやって来る小さな虫たちを狙っているのでしょう。

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夏の日差しが降りそそぐ樹冠を飛ぶ姿は、
まるで「梢(こずえ)の妖精」です。

妖精のようにも見える生き物に出会ったとき、
自然の大きさや豊かさを感じ、心洗われるような、すがすがしい気持ちになります。

みきちゃん

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今年の夏は・・・

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東海地方はもう梅雨明け宣言したそうですが
今年の梅雨もなんだかおかしな梅雨でした
このまま夏本番かと思うと、かなり心配な気分にもなりますが・・・
そんななか、森林公園でもいよいよ夏のプログラムがはじまりました
その第1弾は“こども野外料理入門”
料理とはいえ、この日は基本中の基本?おにぎりを作ります!

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まずはお米を水に浸すことからスタート
お米を研いで、しばらく水に浸します
米は水をたっぷり含むことで
ふっくら、そして失敗なく炊けるようになるそうです
さて、その結果は・・?

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つぎにご飯を炊くための燃料づくり
太すぎる薪は火がつきにくいので
ナタを使って細かく割ります
割り方を習って・・・

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いざ実践!

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最初は固くて苦労しましたが
慣れてくるとこの表情!

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女の子でもおもしろいように
どんどん割れるようになりました

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男子も力を合わせて

自分たちで割った薪に火をつけて
浸した米を火にかけます
そこそこの火力でグツグツやると
ふたから水があふれてきて・・・
さらに10分、火にかけておけばあとは蒸らすだけ
さてその出来栄えは・・・

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すこし焦げたのもあったけど
どのグループのご飯も上出来
水に浸した効果があったかな

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最後はいよいよおにぎりづくり
塩だけ、梅干し、おかか
のりをまいてできあがり!

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いただきますはもう1時前だったけど
みんな文句も言わず、黙々とおにぎりに食らいついておりました
一人1合のご飯もほとんど平らげて
一緒に作ったトン汁も飲み干して、ごちそうさま!
薪の火で炊いたご飯はやっぱりとってもおいしかった!

自分たちの力で火を起こし、
水に浸したお米をグツグツ炊いて
炊けたご飯を手で握る
できたおにぎりをみんなで食べて
一緒にそれを味わって

そんな一日だったけど
楽しくて、知らなかった人とも仲良くなって、
ガスや電気がなくても生きていく自信もちょっとついて
ひとまわり大人になった一日だったかな?

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夏はやっぱりみんなをちょっと大きくしてくれる
さあ、いろんな場所へ出かけよう
いろんなことをやってみよう!

夏休みの宿題は始業式の前日にヒイヒイいってやりました さるぞお


湿地で見かけた不思議な行動

森林公園には、そこそこ大きな湿地もありますが、
小さな小さな湿地がいくつもあります。

そこで見かけた不思議な行動です。
トンボが落ち枝にお尻をこすり付けていました。

サラサヤンマ (10)

サラサヤンマというトンボです。
産卵中のようです。

トンボの産卵というと水辺が思い浮かびますが、
このトンボは、湿地の地面や朽木などに卵を産むそうです。

生態も、まだまだ分からないことだらけのトンボのようです。

一生懸命に卵を産む姿は、印象深かったです。

一見すると地味にも見える「湿地」ですが、
このようなトンボも棲む「不思議な場所」です。

改めて大切にしていきたいと思いました。

みきちゃん

二つの湿地に解説板をつけました!

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スポーツ広場東側と三番池そばにある二つの湿地に
解説板を設置しました

森林公園にある大小いくつかの湿地は
じつはなかなか貴重なもので
浜松や静岡県にとって、大きな財産だと
個人的には強く思っているのですが
なかなかそれがうまく伝わっていない現状があります

湿地を散策された折に一読いただけるとうれしいなあ

さるぞお

暑いけど、元気だよ!

先日の 『のびのび子育て 森じかん』 のイベントでは、

水分補給をマメにしながら、暑いなかを歩いてみる経験をしてみました。

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途中で、自分の背丈ほどの葉っぱをとったり

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イモリさんとカエルさんの体を見せてもらったり

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小川にちゃぷちゃぷ入って

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石と砂をよーく観察してみたりしながら

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蒸し暑い森のなかを歩きました。

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最後に、さるぞおさん差し入れのスイカを食べて、元気回復です!

暑いなか、がんばって歩いた子どもたち、
また、たくましくなったね。

みきちゃん

切っても切れない?コナラの木

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木にビニール袋のようなのを吊り下げて、
いったいこの人たちはなにをしているのか?

じつは、梅雨明けのころから森のなかで気になるのは
なんといっても“ナラ枯れ”です
樹齢50年以上にもなるコナラの大木の葉が夏なのにもかかわらず茶色く枯れ、
その後、葉っぱも落として木全体が枯れて死んでしまいます
森林公園ではこの現象が2012年より徐々に広がってきました

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ただ、このナラ枯れを防ぐ方法があり、
手間はかかるのですがかなりの確率で防げるということで
先日、ボランティアの方を中心に作業を行った次第です

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こうして下に水を入れたビニール(正確には事務用品として使われているクリアフォルダー)を
何枚もコナラの木にまきつけておくと、
ナラ枯れの原因となるカシノナガキクイムシという小さな虫が
木の中に入ることができず、下に落ちて水におぼれて死んでしまう、というわけです

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この日にビニール製のトラップを付けた木は全部で18本
公園全体には何百本というコナラの木がありますから
わたしたちがしたことはスズメの涙ほどのものかもしれません
(ただ、トラップを付けなかった木が全部枯れるわけではないし、
過去にカシノナガキクイムシに入られ、枯れなかった木はその後、枯れることがないといいます)

でも、わたしたちの身近にあるコナラの木がこうした危機に直面している、ということ
そしてその原因が、以前は薪や炭などにするためにどこでも伐られていたコナラの木が
わたしたちの生活環境の変化によって伐られなくなり、大きくなり過ぎてしまったから、ということ
(これには異論もあって、中国からの輸入材のなかにコナラの木を枯らす菌が入っていた、という説もありますが)
をわたしたち人間があらためて考えてみるきっかけになれば
もしかすると新たな局面を迎えられ、この防止作業も大きな意味のあるものになるかもしれません
(もちろん、トラップをかけた18本のコナラの木は枯れずにいてくれることでしょう)

コナラの木は人間が暮らす町や村のそばに昔からあって、
炭や薪の材料になり、落ち葉や新芽は田畑の肥料に、
もちろん、木陰をつくったり、その実は野生動物たちの貴重な食料で、
イモムシやカブトムシといった虫たちにとっても大切な、いわゆる里山を代表する木です

日本全国どこにでもあって、わたしたち日本人にとって
切っても切り離せないコナラの木の行く末は
マツと同様、わたしたちの今後の生き方と深くかかわっているのかもしれません

さるぞお
プロフィール

さるぞお&みきちゃん

Author:さるぞお&みきちゃん
【さるぞお】小さいころから野山がアソビ場。森の美しさに魅せられ、いまでも美しい森の姿を追い求める43歳おっさんロマンティストです。森林公園開催のさまざまな自然体験プログラムを企画、実施しております。
【みきちゃん】森が大好きな3児の母です。森林公園内を歩き回って、自然情報を集め、バードピア館内の自然情報ボード、ブログやツイッターなどでご案内しています。

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