今年のナラ枯れは・・・

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この時季、里山で目立つ枯れ木の景色
去年まではここ森林公園でもいたるところで見られ
とても痛々しく感じていたものです

これはカシノナガキクイムシという米粒ほどの甲虫が
ナラ類の木に穿入(食いかじって中へ入る)したときに一緒に入ってしまう
ナラ菌という菌が原因で枯れてしまうもの
その名もナラ枯れ病と呼ばれています

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ただ、今年は手をこまねいているだけではと
6月にボランティアのかたがたにも協力いただき、
写真のようなトラップを仕掛け、防除を試みました

7、8月にあちこちのナラ類の木に飛び移り、
ナラ枯れを広めてしまうカシノナガキクイムシを
木に入る前に捕えてしまおう、というわけです

6月下旬にトラップを仕掛け、8月までの二ヶ月間、
トラップを仕掛けた約20本のコナラの木には
カシノナガキクイムシが掛かったり、掛からなかったり

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掛かった木にはひとつのトラップに写真のとおり
何十匹ものカシノナガキクイムシが・・・

そしてこの9月
トラップを掛けた木がどうなったのか調べてみると・・・

見事、すべて無事でした!
1本の木も枯れずに済んだのです

なかには数千から数万のカシノナガキクイムシが
トラップに掛かった木もあり
虫のすごさにも気づかされた2ヶ月でありましたが
とにかく枯れずに済んでよかった
これで今年のコナラの木はなんとか無事に生き延びて
ドングリを実らせてくれることでしょう

一方、トラップを仕掛けられなかったほかのコナラの木も見てみると
今年はほとんど枯れていないようです
一説によるとある地域のナラ枯れは、5~6年で終息するといわれます
森林公園のナラ枯れが2012年に初めて見つかったことを考えると
去年あたりで公園のナラ枯れはピークを迎えていたのかもしれません

なので、ひょっとすると、トラップを掛けなくとも
コナラの木は枯れずに済んだのかもしれませんが・・・
でも、どうして5~6年で終息するのか
また、なにが原因でこの病気が全国に蔓延したのか
まだまだヒトの能力では分からないことが
虫や植物の世界にはあるのだと痛感した次第です

さるぞお
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秋の草花や虫や樹木たち

秋らしくなってきましたね。

秋の草花や虫たちを、よく見かけるようになりました。


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小さな釣り鐘が、ぶら下がっているようなツリガネニンジン

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顔に、チョビひげを生やしたような模様のあるマユタテアカネ

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池を覆う葉の間に、かわいい花を咲かせるトチカガミ

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小さな湿池一面に咲くサワシロギク

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コサージュのような花を咲かせるノアズキ

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ピンク色の花びらと雄しべが、花火のようなツルボ

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淡い紅色の小さな花を咲かせるヒメジソ

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小さな花をのぞくと、紫色の雄しべ、紅色の雌しべが華やかなゲンノショウコ


木々も秋らしくなってきました。


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金銀の実を鈴なりにつけるヤマウルシ

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実が赤く色づき始めたコバノガマズミ

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ツボミのうちから良い香りのするキンモクセイ


公園内を歩くと、見るもの沢山で、秋を感じられて楽しいです。


みきちゃん




のびのび子育て森じかん

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5月からやっている幼児向け自然体験プログラム「のびのび子育て森じかん」
今季は3コースに分けて行ってきましたが、いよいよ終盤にさしかかってきました

この頃になると、参加者とスタッフの間にもいい信頼関係が生まれ、
プログラム自体がずいぶん、リラックスしていいものになってきます
このあたりが1回きりでない継続プログラムのいいところ

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最初は虫なんてさわれなかった子が
カナヘビをつかめるようになることもあるし

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こども同士で遊びが生まれたりもします

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そしてなにより、
みんなの足がでこぼこ道や坂道に慣れてきて

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森を流れる沢の水の冷たさや

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新しい世界との出会い

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普段は味わえない野の味をたしかめたり

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散歩の途中で思いもよらないことに遭遇したり

森じかんでは普段の暮らしではあまり使わない
体の一部や感覚を働かせることが多々あるようです

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それはこどものみならず、大人にだってあるようで
毎回、最後のアンケートでは保護者のかたがたが
「毎回の森歩きが新鮮だった」とか
「リフレッシュできた」とか
「癒されました」
なんていう感想を書いていただけることからも分かります

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さあ、もう少ししたら秋・冬編のはじまり
新たな参加者も募集しますので、ぜひ、ご参加ください~
募集案内はコチラ
さるぞお

昔の田んぼの風景

ビオトープでは、秋の花が咲き始めています。

ワレモコウ
深い紅色の花を咲かせるワレモコウ

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葉は水面下で、花だけチョコンと水から顔を出すミズオオバコ

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ススキの根に寄生するナンバンギセル

ここのビオトープは、休耕田から植物や土を運んできて作ったもので、土の中で休眠中だった種も芽を出し、昔の田んぼ周辺の自然の様子を再現したものです。

歩いても歩いても、ワレモコウが咲き乱れている、水たまりいっぱいにミズオオバコが咲いている、トンボやチョウが飛び回っている、田んぼの周りには雑木林が広がっている…そんな風景が残されている場所は、数少なくなってきているようです。

猫のひたいほどのビオトープですが、昔の田んぼの風景の素晴らしさをお伝えできたら…と思います。

みきちゃん
プロフィール

さるぞお&みきちゃん

Author:さるぞお&みきちゃん
【さるぞお】小さいころから野山がアソビ場。森の美しさに魅せられ、いまでも美しい森の姿を追い求める43歳おっさんロマンティストです。森林公園開催のさまざまな自然体験プログラムを企画、実施しております。
【みきちゃん】森が大好きな3児の母です。森林公園内を歩き回って、自然情報を集め、バードピア館内の自然情報ボード、ブログやツイッターなどでご案内しています。

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